「とよのか」と「アイベリー」を掛け合わせた品種で、2000年(平成12年)に品種登録されました。サイズは10~20gほどで、果皮は濃い赤に染まり、糖度が高くて香りのよいイチゴです。
果肉がしっかりしていて日持ちがよく、全国の作付け面積もトップクラスの人気種。甘酸のバランスのよいイチゴで、円錐形でサイズは大きめ。果肉はややかたく輸送性に優れています。果皮は濃い赤色で光沢があり、果肉や中心部も淡い赤色に染まります。広い地域で栽培・販売されている知名度の高い品種です。
さちのかは甘さと酸味が調和しているので、そのまま食べるのがおすすめ!また果肉の中まで赤くなりやすいので、ジャムやケーキやお菓子作りに利用すると、色合いがきれいに仕上がります。
農研機構九州沖縄農業研究センターが育成し、2010年に発表された新品種です。親は「9505-05」×「さちのか」で、食味がよく名前のとおりビタミンCが多いのが特徴で、親のさちのかよりも約3割多いとのことです。このおいCベリーは30g前後となかなかの大粒で、濃い赤色の円錐形をしています。糖度は16〜18度ほどもあり、その甘味と適度な酸味、そして指に残るほどの強い香りが特徴です。7粒で1日分のビタミンCを摂取できる果実は、ビタミンCが市販品種の中で最も多い「さちのか」の約1.3培「とよのか」の約1.6倍含まれ、さらに高い抗酸化活性を有しています。また、果実は「とよのか」より大きく、濃赤色で光沢があり、糖度が高く、食味も良好で、日持ち性も優れています。甘さと酸味のバランスに加え、口の中に広がる果汁の風味の良さを堪能してください。